2004年08月26日
ゆうき図書館
ゆうき図書館を見学する。
これまた今年5月に開館した新しい図書館。やはりICタグを導入して、さらに自動化書架ブックポストに投函された図書を床下を走るベルトコンベで運ぶなど、まさにハイテク図書館という印象。
ただICタグについては、笠間にも言えたのだが、新規開館のタイミングだから導入したという面があり、六本木ヒルズや九州でNTT西日本が試験運用しているような、所在情報との組み合わせというよりは、単純に貸出・返却へのしようにとどまっている。自動化書庫もICタグとはまったく別のシステムで、物流システムに近い。ブックポストのシステムもICタグの精度の問題や運用面などから、センサーでの自動返却には対応していないそうだ。
新しいシステムを入れているものの、それらが一体化したシステムとはなっていないあたり、ゆうき図書館というよりも現在の図書館システム自体がまだ過渡期にあるのだろう。
無線LANスペースがあったりと、建物全体としては「市民情報センター」となっているように、「Infomation Center」としてのさまざまテクノロジーを導入し、可能性を示しているという点では、前日の笠間市立図書館とは対照的ではある。
Trackback on "ゆうき図書館"
このエントリーのトラックバックURL:
"ゆうき図書館"へのトラックバックはまだありません。
"ゆうき図書館"へのコメントはまだありません。