2004年11月08日
ビジネス支援ねえ。
図書館でビジネス支援
品川区にもオープンしたし、最近はビジネス支援図書館がトレンドなのかな。
とはいっても、記事中の講師の一言「お金もビジネスもなじみがない公務員に教えるのは大変です」とあるけど、まったくその通りだと思う。前々から抱いていた疑問が「根っからの公務員が図書館員で、ビジネス支援できるのか」だっただけに、図書館員のスキルは気になる問題。この記事で、「ビジネスライブラリアン講習会」なるものが存在したのは、当然の話だけど、4日間でどうにかなるものではない。アドバイスできるくらいなら、コンサルティング会社を自分で起業した方がいいし。人の生活がかかっていることをレファレンスするのは、結構重いぞ。
図書館管理、民間が代行 北九州市
最近じゃあ、図書館運営自体が外注の時代だもんな。しかも、今回はついに全面委託。でも、市内の図書館16館中5館というのは、なんとも微妙。ソフトランディングしたい気持ちは分かるけど、同一自治体内で違う運営母体が混在するのは良くないのでは。
そういや、稲城市も全面委託するわけだし、企業の経営・運営能力に期待するのは、まあ当然の流れなんだろう。でも。今後契約更新の際の交渉とか、そもそも委託企業が万が一、倒産したらどうするのかとか、いろいろ問題もはらんでいる
結局、そういった不安を抱えながらも、民間のコスト意識とか、サービス意識とかを取り入れないと、もはややっていけないと考えられているのも事実。そこで最近頻繁に見られるのが、稲城市のようなPFI。つまり、日々の業務でのビジネス間隔がかけている人だけでは、現在の自治体財政危機を乗り切れないと、自覚している動きがもう一方である。
そういうなかで、果たしてビジネス支援図書館なるものを開設して、公務員がアドバイスを与えることに、誰が期待して訪れるのだろう?公務員のアドバイスに説得力があるのか、はなはだ疑問である。せめて、一般企業での勤務経験があるような人材を採用しないと、ただのアドバルーンで終わってしまう。
ちなみに、自分はネット関連企業でのサラリーマン経験もあるし、インターネット雑誌の編集やってたから、ネットビジネスもそれなりに理解し取りますので、お買い得ですよん。なんて。(売り込みかい!)
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