2004年12月22日

滝の城

今年最後の有給休暇だったので、午後から滝の城へ行った。東所沢駅と新座駅の中間にあるということで、料金計算をして90円をケチって、新座駅から歩いたのだが、遠いのなんの。貨物駅があったり道が迂回してたりで、1時間近く歩いてしまった。帰りはバスで素直に、東所沢へ出ようと思って時刻表を見ると、もう40分くらいしか時間がなくなってしまった。
というわけで、縄張り図を持参してみて回ったのだが、相変わらず、すぐに遺構を捉えきれずに苦戦。結局、最近まで発掘していたところがどこかも分からずに、タイムオーバー。そんな中で見て回った印象としては、川岸に立地している点や、縄張りの構成がどことなく鉢形城に似ている。今、野球場やテニスコートになっているあたりは、おそらく河原もしくは川だっただろうから、もっと河岸段丘にそそり立つ形だったのだろう。近くに、柳瀬川を渡る橋があれば、見え方もずいぶんと似ていたように思う。いかんせん、宅地化、農地化が進んでいて保存状態が悪いのが惜しい。
バスの時間を気にしてみて回ったのだが、バスが来ないのなんの。結局寒空の下で15分も待った。地元の人と話したのしたのだが、滝の城をあまり知らない様子。やっぱり、建物がないと、「なんにもない城」なんだなと、改めて実感。
まあ、来年の1月22日に見学会でもう一度行くので、その時にいろいろ聞いて補いたい。

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