2005年03月04日

菅谷館・杉山城

今日はこの大雪のなか、嵐山町へ行く。

目的は埼玉県立歴史資料館の企画展「埼玉の戦国時代 城」を見るため。にしても、なぜこんな日に?と思われるに違いない。教育実習で有給休暇を12日中11日消化するため、残りの有給休暇は1日しかない。しかも、企画展が始まってからの土日は出勤日(2月の土曜は職場で唯一の全日出勤)とセミナー、取材、「祭り」による休日出勤というぐあいで、完全に行くタイミングを逃して、最終日の3月6日を迎えようという状況に。とりあえず、「祭り」の休日出勤の振替休日が1日あったので、それを今日使うことにした。明日が休みで3連休になるから、行使期限の最終日にもってきたら、この天気。。。

まず企画展について言えば、まあ普通かな。さして大きくもない資料館なので凝った演出があるというわけではなかった。(重忠ロボットが隠されているのが残念!!)どちらかというと、休日出勤の日にあったシンポジウム「埼玉の戦国時代」が最大の目玉だったわけで、これにいけなかったのが惜しかった。まあ、30円という格安の入場料を考えればお得であるのは確か。パンフも500円だし。

菅谷館
それにしても、県立資料館のある菅谷館との相性が悪いのか、前回は雨でよく廻れなかったのが、今回はこの雪と。ほとほとついていない。とはいえ、雪自体はやんだので、雪原を散策することにして小一時間ほど見て廻った。前回よりは縄張りをすぐつかめたけど、いかんせん雪が見事に積もっていて、起伏とかがあまり良く分からない。風情はあったけど。

今回の企画展のきっかけと言ってもいい、杉山城へタクシーで行った。

杉山城
搦手側から登って、大手側から出てきたのだが、ちょっとした雪山だった。(当たり前だよね)途中見学ツアーの一行とすれ違って、びっくり。雨天決行は聞いたことあるけど、大雪結構なんだね。肝心の城はというと、なんとか縄張りをつかみながら本郭まで到着。もちろん、一面銀世界。その雪原を歩いて廻ると、足元があぜ道みたいになっているのに気づく。どうやら、見事に雪で埋まってしまっているけど、発掘現場の上にいるようだ。というか、土足で歩き廻って良かったのか?大事なところは、囲ってあるようだけど、雪で埋まっていない部分などを見ると、あちこちに、発掘途中と思われる痕跡がある。これが、いい天気だったら、良かったのに。東二の郭、東三の郭は、行きたかったけど、遭難するといけないので、本郭から見下ろした写真を撮って、あきらめて大手に向かう。
竪堀などは、うまいこと雪があまり積もっておらず、そこそこ遺構はつかめた。雪が積もっているせいで、道なのかどうか分からないところを歩いて、井戸郭や南二の郭と思しきところを見て廻りながら、何とか馬出郭にでて、大手を通り、玉ヶ岡中学の正門前からタクシーに乗って帰る。
結局、本郭以降は転落による遭難の恐怖にさらされながら、何とか見て廻った感じで、縄張りがつかめたとは言えなかった。馬出郭にでたのも、思いのほか早かったし。足跡が頼りだったりして、足跡のない場所に足を踏み入れるのは、気持ちよさ半分、恐怖半分。沈み込まないかどうか、傘でつついてみたりした。
帰ってきて、デジカメの写真見たけど、杉山城は銀世界でどこの写真なんだかよく分からないや。

タクシーは電話で迎えに来てもらったので、高くついた。菅谷館→杉山城が1700円で、杉山城→武蔵嵐山駅が1540円。というか、迎車のときの課金開始が、無線受信とピックアップと2種類あるのはどうにかならないかな。備中松山城のときは、乗ってから課金開始だったんだよね。客にしてみたら、どこから迎えに来たのか分からないから、フェアじゃないような。。。

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