2005年03月23日
さて、どう出るんだろうか。
予想通りというべきだろう。東京高裁はニッポン放送の抗告を棄却。つまり、ライブドアの勝訴。
何度も言っているようにそろそろ落としどころかと。後は長期戦に持ち込んでも、傷を負うばかり。上手くすれば、ライブドアが自滅するかもしれないが、そのころにはフジテレビもニッポン放送も大きな痛手を負う。特に、これからやるかもしれない焦土作戦などは、世間からは「必死だな。そこまでやるか」くらいにしか見られないのではないか。イメージダウンは計り知れない。
でもって、ライブドアが経営権を握ったら、辞めるという社員などはどうするのだろうか。まだ、具体的な経営ビジョンも何も打ち出していないうちから、そんなことでいいんだろうか。わざわざ労組作って、交渉もなしに「経営母体が変わったから、やーめた」では、なんの説得力も無いんじゃないかな。そういう人が「ラジオへの愛情」って言ってもねえ。
同じことが降板の意思を示しているという、人たちにも言える。すでに名前が出ているのが、江本孟紀、中島みゆき、タモリの三者当たりか。江本孟紀はまあ、たいした解説もしないからいいが、というか辞めてくれたほうがせいせいするのでありがたい。話を戻すが、いったいなにをもってニッポン放送で仕事をしてきたかだ。「フジサンケイグループだからしてきた」というだけなんだろうか。ほりえもんのビジョンがすばらしいとは言わないが、まだ何も番組編成・構成に口を出したわけでもないのに、ライブドアになったから辞めるというのは、いかがなものか。それって、「フジサンケイグループのニッポン放送で仕事をする」ということであって、「ラジオ番組を持つ」では決してないように思えてならない。しきりに、ニッポン放送サイドから出る「ラジオへの愛情が感じられない」という堀江批判は、こういった人たちにも当てはまるだろう。何かあってから、そういった反旗は翻すべきではないだろうか。もちろん、ニッポン放送がどういう意思確認をしてきたか分からないので、もうしばらく様子を見ないと駄目だろうが。
とりあえず、もう一度言っておこう。社員が大量退社したら、雇ってね。ほりえもん。
社長日記にトラバしようとしたら、ブログが2分割されたうえに、高裁判断に関するブログがまだ無い。地裁の最初の判断の時には、早い段階であがったのに。そのあたりに、なんか最終局面を感じたりする。
24日22時56分
一応、更新されたのでトラバしてみる。
- by向かうところ手品師
- 23:48
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- 2005年03月25日 16:56
- from デースケドガー(期間限定)ヒトリスト滑走日記
CDTVをご覧の皆様こんにちは。 夜勤の時に聞いているラジオ番組がガンガンなくなり悲しみにくれているissyです。 さて、ここ数日で『livedoor ... [続きを読む]
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