2005年05月14日
金山城
朝一の講義に出た後、金山城へ向かう。関東では珍しい石垣の城というか、日本でも異例の石積みをもつ山城で、「ほんまにこんな石垣だったんかいな」と思いたくなる城である。
ふもとの大手口近辺でタクシーを降りて登り始めた。手持ちの縄張り図、略測図が古いものでやや不安だったものの、今回はコンパス(方位磁針の方)を機能買って持ってきたので、迷うことなく実城(本城)まで辿り着く。自動車道ではなく山道をショートカットしたので、有名な石垣群側を正面から入ることは出来ず、脇から入ることに。あの写真でよく紹介される石垣は圧巻。石垣だけで圧倒されたのは津山城以来か。石垣だけ見ると、日本というよりは朝鮮半島の城という感じがする。
日の池の脇の道をそのまま本丸を目指すと、民家が建っていた。ちょうど住人のおじさんが来て、裏から新田神社の建つ本丸へと通してくれた。韮山城のときといい、最近は恵まれてる。本丸からか太田市内を見晴らして、坂中砦へ向かう。
金山城は支城砦群が取り囲んでおり、坂中砦にはのろし台があったというので、本丸と二の丸を区切る堀切を通って、山道を坂中砦に向かう。ところどころ道が険しく、カメラをぶら下げてなので、冷や冷やしながら坂中砦に辿り着く。でもすっかり木々に覆われて、坂中砦のどのあたりなのかがいまいち分からないし、眺めもわからない。のろし場があったという根拠もよく分からずじまい。手持ちの資料どおりだと、もっと先に郭がありそうなので、坂中城の案内板が立っているところの分け入ったものの、さらに木が生い茂っていてまったく分からず。
また実城に戻って、月の池、物見台を見て西橋の駐車場から下山した。タクシー呼ぼうかどうか悩んだけど、結局小一時間かけて太田駅まで歩くことに。
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