2005年11月26日

●皆川城

日本選手権準決勝に行く予定がなくなったからということで、代わりに皆川城見学会へ行く。

ぐぐっても、皆川城ゴルフカントリーばかりがヒットして、肝心の皆川城の紹介はほとんどヒットしないくらいの地味な城だが、実際に行って見ると、これがなかなか良く遺構の残った中世城郭。隠れた名城といってよいだろう。

最初に寄った金剛寺の住職がいろいろ説明してくれたのだが、頂いた資料のなかに「皆川本城と出城の位置」というものがあって、「敵が攻めてきたらのろしで知らせる」とあった。これはめっけもん。まあ、見通しとかいろいろ調べないと、のろしラインがあったかどうかはっきりといえないけど。

皆川城そのものは、麓から見ても西半分はフィールドアスレチックがある関係で、木が伐採されているから、郭の様子が良く分かる。登ってみても、堀も良く残り、郭もしっかりと分かる。本丸はというと、躑躅が植えられていて、せっかくの郭の状況が良く分からない。木も生い茂っているので、住職がくれた資料ののろしラインの資料の見通しもいまいち確認しずらい。

下山後白山台の出城を見て、皆川氏が最初に居を構えたという、東宮神社へ行く。こちらも、神社裏手のグランドが土塁で見事に囲まれていて、居館として機能していたことがうかがえる。

こんなに良質な遺構残った城が残っているなんて驚き。栃木県も史跡指定して保存に力を入れるべき。

来年8月の発表が正式に決まった。現在まとめている卒論をブラッシュアップさせてということになるのかな。なんだか、立て続けに決まるなあ。

Posted by 向かうところ手品師 at 2005年11月26日 23:02
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hot-k.net/tawagoto2/mt-tb.cgi/61

コメント
コメントしてください




保存しますか?