2005年11月29日

●国際ルールって何よ。

2段モーション騒動も、まあ落ち着くところで落ち着いたところか。

ただ、どうも腑に落ちないのは、今回の2段モーション禁止は、いったいだれがどういう意図で決まって、今日までどんな対応をとってきたかという部分。

シーズン中に発表になっていたのは、足を上下させるもの。岩隈、藤川、三浦大輔、斉藤和巳、こういった投手が対象になるということで、ブラックリストも配られたという話だった。ところが、いざ秋季キャンプになると、腕の動きも対象になる。動き出して少しでも止まれば、アウト。振りかぶった状態で一瞬ためるのもアウトで、上原もダメ、川上もダメ。と来た。そりゃあ、現場も混乱する。

でもって、審判団の見解は「国際ルールに対応するために、規則を厳密に適応する」と腕の規制も辞さずという状況。ところが、悪質な場合を除いて、腕の動きはセーフということで、シーズン中の2段モーション規制に戻ることに。

ところで、元に戻した根拠はいったい何?腕の動きまでが規制になった段階、緩和された段階を通じて、いずれも国際試合でのルールにつてしかるべきところに確認した経緯が無い。では、何を根拠に国際ルールへの対応としているのだろうか。そもそも、審判団が言う、国際試合は何をさすのか?そのあたりが一向に見えてこない。

「国際化」という聞こえのいい言葉だけで、要らぬ混乱を招いた審判団の責任は重いのではないか。

Posted by 向かうところ手品師 at 2005年11月29日 23:46
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