2005年12月01日
●タイムリーな出展
昨日の図書館総合展で書き漏らしたこと。
最近の強度偽装を踏まえてというわけではないだろうが、免震書架の出展もいくつかあった。宮城県地震では、書架の本が崩れ落ちたというニュースもあった。最近比較的大きい地震が多いこの時勢には周密書架よりも必要といえる。
10月の関東地方の地震では、ウチの2階の書架も少し本が落ちていたそうだ。もともと、天井の高い教室だったところを学部図書室にして、書庫だけ2フロアにしたから、書庫の2階の床は緩い。かなりの確率で、大地震が来れば床が抜けるだろう。建物自体は古いのが怪我の功名で、配管、配線のために柱が空洞になっているということもなく、目いっぱいコンクリが流し込まれているから、意外に丈夫らしい。阪神大震災からしばらくしての耐震調査では、「コンクリがぎっしり詰まっているので安全」とお墨付きを貰ったとか。ただ、もともと2棟だったものをつなげたので、つなげた部分はかなりもろいとか。
しかし、姉歯だけが強度偽装をしているとは到底思われない。国民のほとんどがそう思っているのではないか。建築への不信感を増幅させたという点で、姉歯とその他関わった企業の罪は著しく重い。
一度、職場に営業をかけられて以来、あまり気軽に出展ブースを覗いて、アンケートに答えたり、話を聞いたりする度胸が出ない。だから、飲み物のタダ券も貰えずじまい。まあ、「一般」で入ってしまえばいいんだろうけど。
Posted by 向かうところ手品師 at 2005年12月01日 23:52
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