2006年08月06日

●全国城郭研究者セミナー2日目

今日は2日目。

シンポジウムの続き。

個人的には分布からのアプローチというのには興味があったので、わざわざ木津まで遠征することに。発表者が西日本に偏っていたのがちょっと残念。

境目の城の扱いに突込みが入っていた。境目と言っても、その地域は領主の入れ代わりが激しい地域。ただ、奪い合いがあるから境目の気がするんだけどなあ。確かに発表者は奪い合いがある可能性を考慮に入れていなかったから、その辺もあわせて考察すれば面白いと思う。もっとも、自分の研究でも境目は登場するわけで、どう扱おうか。

全般的には、縄張などパーツに関わる分布が中心で、城館配置などによる城郭戦略とかそういった話にはならなかった。まあ、縄張研究者が主体のセミナーだから仕方ないのだけれども。

帰りは本当に一苦労。

そうそう、朝セミナー会場へ向かうのに、伊賀上野で近鉄線からJRへ乗り換えたときのこと。近鉄を降りると、JRのホームに加茂行きの電車が入線している。あわてて乗ると、程なく発車。事前に調べた乗り換え案内だと、「移動4分待ち17分」のはずだったのが、実際には1分もあれば移動できるので、間に合ったようだ。

発車し始めたのだが、急に電車が止まった。運転手が2人組の女性と話して、ドアを開けた。おそらく同じように、乗り換え案内で調べて、まだ発車しないとでも思ったのか乗り逃したようだ。ディーゼルカーのワンマン運転ならではの出来事。「田舎のバスかい!」と突っ込みたくなった。

Posted by 向かうところ手品師 at 2006年08月06日 23:58
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