2006年09月13日
●これは大発見。
徳丹城跡から木製兜 矢巾町教委が発掘(岩手日報)<br> 矢巾町教委が、今年4月から進めている同町西徳田の国指定史跡徳丹城跡第65次発掘調査で、井戸跡からほぼ完形品の木製兜(かぶと)が出土した。井戸水をくむ水おけとして転用されていた。徳丹城が機能していた9世紀前半ごろのものとみられる。徳丹城跡調査指導委員の平川南・国立歴史民俗博物館長(日本古代史)によると、9世紀の木製の兜が完形品で見つかったのは全国で初めて。これまで空白だった当時の武具の実例として、日本の武器史、軍事史上、貴重な発見といえる。13日、同町教委が報道機関に公開した。
そういわれてみれば、中世の甲冑などは見たことがあるが、古代の武具は知らない。
『日本三代実録』の元慶の乱に関する元慶5(881)年4月25日条の記述に「革短甲、冑、鉄鉢、革鉢、木鉢」とあり、これがその「木鉢」であれば、大発見だ。東北地方は、蝦夷征討の拠点として、古代の城柵が多く、こういった発見をきっかけに注目を集めて、調査が進むことを期待したい。
いつも言ってるなあ。
Posted by 向かうところ手品師 at 2006年09月13日 23:02
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