2007年02月01日

●石切り場だけじゃないな

越前赤瓦の窯跡発見 福井城で使用か 17世紀中ごろ 生活雑器と出土(日刊県民福井)
 越前町教育委員会は三十一日、同町平等(たいら)の丘陵斜面から近世の城郭建築に用いられた大量の越前焼の赤瓦を含む窯跡を発見した、と発表した。十七世紀中ごろに生産された最初期の越前焼の赤瓦とみられ、福井城跡や金沢城跡から出土した赤瓦とも文様や焼き具合などが類似。同時代の赤瓦を焼いた窯が見つかったのは初めてで、町教委は「近世における赤瓦の生産と流通を探る上で重要な発見」としている。
最近、城郭研究では石切り場に注目が当たりつつある。石垣があるなら、当然屋根瓦もあるわけで、むしろ土塁の城でも屋根瓦を使う場合もある。となると、かわらを焼いたと思われる窯場というのも、調査対象としてはなかなか面白そうだ。
Posted by 向かうところ手品師 at 2007年02月01日 23:05
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hot-k.net/tawagoto2/mt-tb.cgi/517

コメント
コメントしてください




保存しますか?