2007年03月17日

●復元?どこが??

今日の読売新聞の社会面には大きく

宇都宮城140年ぶり雄姿、市民パワーで1億調達

の記事が。

すっかり、美談仕立てだけど、あのコンクリ塁のどこが「復元」なんだか。確かに、税金の無駄遣いについては触れられているが、史実に忠実かどうかについては、まったくといっていいほど触れられてないな。

西日本新聞にこんな記事があったな。

下の橋大手門復元めぐりシンポ 「論議尽くし解決を」 服部・九大大学院教授が自説強調

 国指定史跡・福岡城跡(福岡市中央区城内)の「下(しも)の橋大手門」復元に関し、市教育委員会が作成した設計図に異議を唱えている九州大大学院の服部英雄教授が17日、文化財復元整備のあり方を考えるシンポジウムを同市中央区の九大六本松校舎で開き、約70人の歴史ファンらが参加した。市教委職員からの反論に、服部教授が再反論する場面もあり、白熱した雰囲気に包まれた。

ただ、建てればいいというわけではないので、慎重に議論を行わないと。服部さんだけでなく、千田さんまでが慎重論を唱えているようなので、どうだろう。服部さんと千田さんといえば、千田さんの織豊系城郭の形成の虎口・枡形の編年に単線的と異を唱えていたな。

Posted by 向かうところ手品師 at 2007年03月17日 23:27
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